エッセンシャル思考に対する疑問
エッセンシャル思考を読んだ。
- 作者: グレッグ・マキューン,高橋璃子
- 出版社/メーカー: かんき出版
- 発売日: 2014/11/19
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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中身は、ミニマリスト系の本にありがちな内容だ。
必要最小限の大事なことをして無駄なことはしない。
こういう本を読むたび、ミニマリズムという生き方には共感するし、素晴らしい生き方だと思うが、
果たして本当にこのような生き方ができるのだろうか。
若いうちは仕事を選べる立場ではない為、エッセンシャル思考を完璧にこなすのは現実的ではない。
(もちろん全てを受ける必要はないと思うが)
本書では無駄なものは切り捨てると強く書いている。
人材なども例外ではなく
エッセンシャル思考では以下のように記載されている。
人材の選別にこだわり抜き、邪魔な人材は排除する。
そこまで割り切らないといけないのだろうか。
義理堅い日本人には難しいと感じる。
またエッセンシャル思考万歳すぎる内容。
非エッセンシャル思考との対比もあるが、エッセンシャル思考はメリットしかない。
そこが逆に胡散臭く感じてしまう。
無駄があるからこそ、人生が豊かになると思う。
自分が好きなこと、目標以外のことには一切目を向けない生き方はどうなのだろうか。
一社だけの新聞しか読まないと思考が偏るという話に似ている。
自分の興味外のことからも情報や経験を得て広い視野で考えることが重要だと思う。