リーガル・ハイ2の最終回はシリーズの評価を覆す程面白かった
- 出版社/メーカー: TCエンタテインメント
- 発売日: 2014/03/28
- メディア: Blu-ray
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最初の方は、1の再放送の録画と同時に見てたんですが。
リーガルハイは、ブラックジャックに近いものを感じます。
- 才能ある人が多額の請求で手段を選ばない方法で勝ち上がる。
- 何が正しかったのかわからないモヤモヤした終わり方。
一期はそこが面白かった。
また戦う相手も週ごとに変わるのもよかった。
二期は、三木先生も出てなくて相手も羽生中心で何か物語に起伏がなく微妙だなと感じていた。
まあ、好きな回もある。
- ホリエモン
- 整形
- 漫画家
- 民意
- そして最終回
特に最終回は、二期の評価を覆す程よかった。シリーズ通して一番かも。
羽生は、デスノートのキラみたいになって自分の信念を押し通そうとする。
羽生:先生。あなたがいつも人間の欲望に火をつけ、争いをけしかける。極端で攻撃的な言葉を多用して説き伏せて! 愚かな人間ほど威勢のいい言葉になびきますからね。人間の愚かさ、醜さを利用して勝ってきたのがあなたの手法なんです。でも、そこに幸せはありませんから。ただ、一時の快感があるだけです。幸せは、不本意でも、面倒でも、お互いが賢明に妥協点を見つけ出すことでしか無いんです! 争いを避け、みんなが幸せになる社会とはそういうことなんです。…相手に譲ること、与えることは勇敢で気高い人間でないとできない。古御門先生、あなたが勝ちにこだわるのは、…臆病だからだ。違いますか?
古美門:自分も底辺の醜いごみくずの一匹であることを自覚しろ!
前回の民意の回も同様だが、威勢のいい声になびく、上から目線と二つとも視聴者(主にネット民)について言ってるように思える。
羽生:彼女を無罪にしてウィンウィンのわけがない!
彼女がどれだけ多くの人を不幸にしてきたか知ってるでしょう?!
せめて十数年刑務所内で悔い改めてから、社会に戻すべきだ。
羽生は何も間違ったことを言っていない。勧善懲悪でないところがリーガルハイの魅力。
最後の方はただの悪口になっていたが笑えた。
古美門:君は独善的で、人を見下し、いい男ぶった、薄ら笑いが気持ち悪くて、スーツのセンスがおかしくて、漢字もろくに書けなくて、英語もサッカーもそれほどうまくない、でたらめなことわざを作る、甘くてぬるくてチョロい、裏工作をしてみたらたまたまうまくいっただけのゆとりの国のポンコツへたれテンパー短足クソ王子だ! バーーーーカーーーーー!!
しかし、その後の羽生の態度に図らずもグッと来てしまった。
羽生:そんなひどいこと言わなくたっていいじゃないか… 僕だって一生懸命やっているのに…
ネットでは、笑う人も多いが、羽生は、自分の理想、人の為と頑張ってきた。
それを笑うことは出来ない。
そんなこんなで二期には不満もあったが最高の最終回であったので、名作な気もしてきた。
三期も期待している。
願わくば、三木法律事務所時代の古美門先生がみたい。